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2016年3月23日 (水)

TVアニメ「この素晴らしい世界に祝福を!」感想 「灰と幻想のグリムガル」との比較において

「この素晴らしい世界に祝福を!」最終回まで見終わった。原作未読。

面白かった!!!

たまたま同期に、似たようなD&D風異世界に転移する(転生じゃないよね)「灰と幻想のグリムガル」やってて、異世界転移ものの振り幅の大きさをしみじみ感じ取ることができた。世界は豊潤だ。

今回は両作品を見比べて思ったことを書きたい。「グリムガル」はまだ未完だけど。

というわけで以下、例によってネタバレ全開にて感想書くので、ご注意のほどを。

 

 

 

 

 

「このすば」、一言で言えば、大人っぽい作品だと思った。

ベテランおっさんプレイヤーの熟れたTRPGリプレイを読んでいるような安心感。プレイヤーもゲームマスターも全員30代以上妻子ありで、それなりの収入と社会的地位もあって、でも久しぶりに高校時代の悪友と集まってTRPGのワンセッションでも持ってみるか、みたいな。

カズマさんは勿論、アクアもダクネスもめぐみんも、表向き属性は「引きニート」「駄女神」「中二病」「ドM」と残念方向に特化のようでいて、本当にダメな感じはしない。いろいろ弁えた上で、きわどいネタもシャレで済む範囲におさめてて、余裕ある遊び心とさりげないサービス精神が健康的で成熟した楽しさを醸す。中の人みんなおっさんなんだよな、と思えば納得いく。

 

そこんとこ、「グリムガル」の登場人物はピリピリして全然余裕ない。必死の青筋を額に立てて、癇走ってヒビ割れた声で怒鳴りあってるみたいな印象。実際の台詞回しは「グリムガル」の方がよほど静かなのに、不思議なことだ。

その必死さ、視野の狭さ、配慮の甘さ、つまり「若さ」を描こうとする、これはそういう「青春小説」だからなのだ、とおれは思ってる。

だから痛くて辛い。どっちかと言えば不快な話なんだろう。いい歳して思春期心性を払拭しえないおれには、そこが刺さってくる。たまらん。

 

要するに、恋人にするなら「グリムガル」、結婚するなら「このすば」ということだ。

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