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2015年6月24日 (水)

TVアニメ「響け!! ユーフォニアム」第12話の感想

なんだこれは。すごい。

とにかくすごい。

ダメだ、もう今夜眠れない。

 

いつものようにネタバレ全開で12話の感想です。

 

 

 

 

 

 

 

すごい。

どうしよう。どうにも語りようがない。

おれは今、とにかくすごいものを見ているのだと思った。「エースをねらえ」とか「あしたのジョー」とか、そういうレベルで語り継いでいくべき何かだ。

 

毎回見るたびにぐんぐん面白くなるとか、何なんだ。

この圧倒的な作画、音響の作り込み、1カットの隙もないストーリーと演出。それは確かにそうなんだが、見てる間、そんなディーティルを、おれはほとんど意識してない。すっかり忘れている。

ストーリーにほとんど意外性がないのがいい。おれはいっつも陳腐なスポ根展開を空想しちゃうけど、いつそういう方向に行っても全然違和感ないような物語なんだよ。

それが、こんなに。

こんなにすごい。

どうなっているんだ。

 

衝動に突き動かされるままに、キャラクターが走る。息を切らしてしゃがみこみ、涙する。

ものすごく良くある演技プラン。陳腐とか紋切り型というレベルじゃないぞ。

行間を読むとか、解釈の余地があるとか、ねーよ。ない。全然、まったくない。見たまんまだ、久美子ちゃんがセリフで言っちゃう、その通り。

「悔しくって死にそう」

ただ、もう本当に、おれもそれだけしか感じなかった。なんだこの純度。

それがとにかく、めちゃくちゃすごい。

すごい。

語彙が吹っ飛ばされて何も残らない。

いいから、見てみなさいよ、と。それしか言えない。

 

ものすごく好みだ。この一夜の星空の下、一つの街だけでも千も二千も繰り返されていそうな、ありふれた気持ち。珍しくもない、当たり前の出来事と、感情。

それをこんなにも生々しく、圧倒的に、新しく、描きなおす。これがオリジナリティってものだよ、と、じたばた手足を振り回しながらひっくり返っている。

どうしてこうなるのか、さっぱりわからない。何がいいとか悪いとか、要素に分割できないんだ。

ここで「悔しくって死にそう」に帰ってくるのか。

そして、自分の思いとして泣き直すのか。

なんとシンプルな。

その単純さが力そのものだ。

おれも吠えながらこの夜中、走り出したくなる。やばい。社会人として終わりそうだ。

 

とてつもないなぁ。

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アニメ・コミック」カテゴリの記事

コメント

ブログ、非常に興味深く、また、楽しく読ませていただきました。
(夢枕獏的な語り方も含めて・・・)

で、最後の13話の記事は、
いつごろまで待てばよいのでしょうか・・・
ぜひよろしくお願いします。

ユーフォファンさん、初めまして。コメントありがとうございます。
夢枕獏。なつかしいですね。お褒めいただき光栄です。
13話の感想ですか。書きたいです。
ただ私、7月に入ってから、原作を読んだんですよ。それから、BDも2巻まで買ったんですよ。
そうすると、最初の方からいろいろ書きたい気持ちになってしまって……
最終回の話はだいぶ先になってしまうかもしれません。

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