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2010年5月20日 (木)

Fate/stay nightの話の続き その3 アーチャー

結局、UBWの映画観に行きませんでしたよ。
っていうか、前回更新後に、突然転勤が決まっちゃったんですよ、この四月の。そんなこんなでえらい大変でした。映画どこではありませんでしたのことですよ。
ようやく、新しい職場にも慣れて、ふと見回してみたら、あっさり公開終わってましたね。同時期公開の「消失」は結構引っ張っていたみたいですけどねー。


いいんです。アーチャーの映画化は、おれ的にはもう終わっていましたし。ほら「ダークナイト」ってサブタイで、一昨年やってたじゃないですか。あんな傑作をわざわざハリウッドに作ってもらったんだから、もう思い残すことはありませんです。
 
忙しいとか言いつつ、積みっぱなしだったレアルタ・ヌアやってみましたよ。全年齢版。
もともと「濡れ場いらないよな」で衆目の一致するゲームでしたから、PS2版はむしろスッキリして話が分かりやすくなった感じ。
以下、大いにネタバレしつつ、レアルタ・ヌアの感想など。
 
 
ショックだったのは、全クリ後のおまけで追加されていたLast episode。
セイバールートの士郎が英霊化する、という展開が示唆されていたんですよ。公式で。
がーん。
まあ、PC版発売直後からその説がネット上では支配的だったんで、人々の信仰が英霊を作るという設定を忠実に守ったら、そうなるよね、的な。
しかし、公式見解は公式見解として、おれとしては、不正解を承知でそれでもやっぱり、UBWルートを経験した士郎の誰かが、英雄エミヤになるんだと信じているんです(誤読乙)
だってさぁ。
皆さんはUBWのアーチャー見て、どう思われました?
その表情、態度、言動に表れる、明白な自信。
そして世界や、人々に対する信頼と愛情。
セイバーにも「剣に邪念がない」と評され、士郎も「嫌な奴」と言いながら「筋が通っている」と信頼せずにはいられない。
かっこいいじゃん。おれにとっては、なりたい大人そのものだったですよ。
自分の人生を後悔し、無かったことにしたがっているなんて、とーてーもー信じられないッス。
自分があんな風になれる可能性があると知ったら、おれなら目指すし。
絶望して、摩耗しているのだとしても、あんな摩耗だったら、全然バッチこい。
 
アーチャーの方だって、どう見ても、士郎を育てに来たかのように思えてならん。
セイバールートでもすっごく親切に魔術のコツや戦いの心構えを示してくれたけど、UBWでは輪をかけて丁寧なレクチャーしてくれて。固有結界もわざわざみせてくれて。
滅茶苦茶優しい。
厳しいけど、親身な先輩と言うか。父親的愛情に満ちている。
だから、実はおれ、初回プレイ時はアーチャーの正体は切嗣だと思ってたんですよね、序盤のうち。
おれだったら17歳の自分自身に向かって、あんなに優しく指導してあげられないもん。
 
にもかかわらず、彼は「過去の自分を殺しに来た」って言うわけです。
うそくせぇ。
いや、おれだって一応字が読めますから、それが公式解釈なのは分かっています。アーチャー自身がモノローグでも、はっきりそう言っているのも知ってます。
那須きのこは、きっと本気でそう思って書いている。おれもその点、異議はないんです。
でも、なんかやっぱ「エー?」みたいな。納得はいかない。
守護者=英霊の座の設定の上でも納得いかないし。まあ、那須きのこ作品群の設定は難解すぎて、おれの頭では、ようついていかんのですけども。
ただ、とにかくおれに分かるのは、アーチャーが本気で士郎を殺そうとしている感じが、全然しないということだけ。
 
ぶっちゃけちゃうと、おれはFateは言行不一致の物語だと思っています。前にも書きましたね。
発言と行動が矛盾している人の場合、普通の世間の感覚では、言葉の方が嘘で、行動に真実が現れた、って解釈が一般的だと思います。でもないのかな。
でも、おれは、言葉の方がまるっきり嘘だとも思えない。アーチャーの士郎に向ける殺意は、本音まるだしだと思うんです。
おとなになってから、17歳の時の自分と出会ったら、そりゃあ、もう、間違いなく殺したくなるでしょう。馬鹿で未熟で、しかもそのことに無自覚で、見てて恥ずかしいったらないと思うんですよ。
アーチャーの、過去の自分への殺意は、本物だ。
にもかかわらず、殺害を実行する気はないとしたら。
この激しい殺意、自分の生き方へのズンドコの後悔を、それでもねじ伏せるものは、一体、なにか。
彼は、今日、この聖杯戦争に、若き日の自分に、何を求めて来たのか。
 
というところで、長くなったので次回に続きます。

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コメント

もう見ました、とても好きです

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