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2007年10月 3日 (水)

オーディンスフィア リプレイ日記19 「ワルキューレ」第六章━オズワルドの憂鬱━

おれ、いっつも情報が遅くてさ、「朧村正妖刀伝」ですか?

ヴァニラウェアっていうか、神谷の新作。

一見「どろろ」っぽいみたいな? 「百助」と「鬼姫」って主役の名前も、「百鬼丸」から来てるのかな。

楽しみですね。何年先になるのかな。その時まで、日本が平和だといいけど。

 

グッバイマイハートのマチコさまのすばらしいSSを読んでいて(実に身勝手な読み方で、あるいはマチコさまにはご不快かもしれぬ。相済まぬのう)、なんだかオーディンスフィアでの母親のイメージについて話したいような気持ちが高まっているんだけど、まずはストーリーの流れに戻りましょうか。

 

ホームポイント

 

ミリス

「オズワルド様は大丈夫

落ち着かれました…」

グウェンドリン

「よかった…」

 

ベッドにしどけなく横たわるオズワルド様。

シャツ。

シャツっっ!!  (≧∇≦)b

それも王子シャツですよ。ミッチーとか着てそう。ギャランドゥ。

その、大きく開いた胸元から、包帯が…()

露出度上げたようで、やはり出し惜しむオズワルド様。良いなぁ。男児たる者、安っぽく脱いではいけません。そうですよ、乳首丸出しな半裸どもとは違うのですよ。

 

ブロム

「…いけませんぞ」

「また黙って飛び出して

いかれましたな」

「けれどオズワルドが無事で

なによりじゃった」

 

ブロムさん。好きです。

この章は、オズワルド様の章Ⅱ、と個人的には思っていますけど、やっぱりそこには、ブロムさんがいい感じでいてくれる。

この章の後半、レイスが背後に迫るオズワルドに、その名を呼びながら、駆け寄ろうとするシーン。

「オズワルド!」

あの声の、力の弱さが、すごくいい!

松岡文雄すげー。

そして、音響スタッフの、演出プランすげー。

 

プーカ商人

「…ご主人様がご無事で

よろしゅうございましたね」

 

次はフィールドで出会った商人。ここは珍しく、プーカの町に行って食事が出来るフィールドでしたね。

 

プーカ商人

「ここで妖精相手に商いをしているけど

なんだか最近は物騒だね」

 

第五章までは、ミステリアスなヒーロー、オズワルド様に、反発しながらも心惹かれていくグウェンドリンが、ついに恋に落ちるまでの話だったと思います。

このホームポイントに至って、ミリスと、「よかった」と、素直にオズワルドの無事を喜び合う様子が可愛らしい。

オズワルド様に意識がないと思って、無警戒なものです。面と向かうと「わ、私…あの…」ってなっちゃうくせに。もう、かわういのう。まるでおれ自身の姿を見るようですな。(マテマテマテ)

オズワルド様に向けるグウェンドリンの眼差し、ハート形だよね。

恋する乙女ビジョンで「この人は祖国の男どもとは違う!」って、祭り上げてしまっている感じなんじゃないかな。

しかし、祭り上げられる方としてはどうか。

 

おれが、オーディンスフィアがすごいと決定的に思ったのは、そしてオズワルド様を本当に好きになったのは、この章です。

オズワルド様が必ずしも、グウェンドリンが美化して思い描くような、無私と献身の王子様、じゃないんですよね。この期に及んで。しかも、それを、実に簡潔に描き出して見せる。

「…オニキスと何を話した?」

千葉進歩さんの、おさえても、嫉妬が滲んでしまう、という演技が見事。

「君が俺を…?」

信じられない。

そんなことはあり得ない、と。覚悟している。彼女はいつか、飛び去っていくだろう、分かっている。まさに、その自由の為にこそ、自分は戦ったのではないか。

でも、どうしても。

自分の手元に、と望んでしまう。

あさましい自分。しかし、そんな俺を、でも、君は、まさか、本当に…?

しょうがないよなぁ。「聖人か何かじゃない」もんなぁ。期待しちゃうんだよなぁ。

どんな男だって、スケベ親父やストーカーになりたくて生まれてきてはいない。(と思うんだけど。違う?)

「あの、せめてお名前を!」とすがるヒロインに、片頬で笑って、黙って風のように去る無欲のダンディズム。そういうのに、ちっくしょうかっこいいぜ、と憧れたりするんじゃないのかな。

でも、その一方、悔しいんだけど、恥ずかしいんだけど、スケベ心がある。褒められたい、惚れられたい、独占したい。もっと、お母さんみたいに言ってくれ。

「そうか…おれが贈った指輪を君は…」

以前、書きました。おれは、オズワルドは、ティトレルの指輪の価値をある程度分かっていた、と想像しています。だからこそ、ここで、ワルキューレの伝令の言葉を少し聞いただけで、ピンと来たんだと思うの。

グウェンドリンが指輪を持って祖国へ奔る可能性は、織り込み済みだった筈。

でも、やっぱりショックを受けてしまう。

それよりもショックなのは、自分がそのことにショックを受けてしまったこと。覚悟していたはずなのに。女々しくも、グウェンドリンの前で、これ見よがしに拗ねた自嘲を漏らしてしまった。

おれは、オズワルド様の心中を、そんな風に想像しています。

 

そして、661節。

城のはずれの橋の上で、堀の水面を見つめるオズワルド。

「愛してくれない人を想うのはつらい…」

「だが…愛してもいない者に囚われる君は、もっとつらいに違いない」

これですよ。これが、オズワルド様ですよ。

グウェンドリンが言うように、確かに、オーダインみたいなマザコンや、オニキスみたいなストーカーとは違います。でも、グウェンドリンが思うほどの差で、違っているわけでもなくて。

ずんださまの書かれる、鬼畜オズって、実は非常なリアリティがあるのではないんじゃないかしら、っておれは密かに思っていたり。もともと、メルヴィンの寵を勝ち取るために、暗殺者として手を汚すことに躊躇いのないようなやつですよ。

しかし、やっぱり、そっちの端っこだけで出来ている訳でも、ないんです。

「愛してもいない者に囚われるつらさ」そのことを、思わないではいられない。オデットに囚われた経験から言うのでしょうか。死の国で見た幻、自由に羽ばたく鳥のイメージに、彼は少年のような憧憬を抱き続けている。

この両極の間で、引き裂かれんばかりなのが、オズワルドという人なんじゃないかな、とかさ。おれは想像しているのです。手を放した方が本当のお母さんだ。

 

おれ、ぶっちゃけ、オズワルドが完璧に理想的な王子様だったら、このゲーム、ここまではまらなかったと思っています。

オズワルドが、この章で、ついにレイス若本に追い付かれます。(「若本かよ!どんっだけっっ!!」と中の人がらみで受けた動揺については、触れる暇がありません。残念)

あげた指輪を、親父に献上されちゃったから、死にたくなったのか。いやいや。

おれは想像するんです。自分の中に、グウェンドリンに愛されたい、自分だけを見てほしい、って利己的な執着心があった。そんな自分にがっかりしたんじゃないか、って。

これじゃオニキスが「盗賊のように力で奪うのか」と弾劾した姿、そのままじゃないか。

自分が愛されたい、という欲望のため、彼女をとらえ、利用しているのだとしたら。それはまさしく、物扱い、駒扱いと同じじゃないのか。

メルヴィンと同じように。

お前に駒扱いされる者の気持ちが分かるか、とかっこよく啖呵を切ってスカルディを斬っているわけですよ、時間軸的には以前に。でも、そんなこと言っておいて、自分こそ、グウェンドリンを物扱いしているじゃないか。

いやぁ、いいじゃねーか、そのくらいさ、って、おれなんかはいい加減だから、思っちゃうけどね。誰かを利用したい、とか、愛する以上に愛されたいと思っちゃう、とか、自然な人情じゃない? 普通で、当然じゃないのかな。

でも、オズワルドは、そこんとこ、自分に厳しい。

やっぱり、彼もまた「すっきりしたい派」なんでしょうね。グウェンドリンを我が身のように愛し、彼女自身の幸せを望む、一方で、おのが欲望のままに彼女を支配し、蹂躙したい欲望があって。その、どっちか片一方しか持ってはいけない、と思いこんでいる。

そうなのかなぁ。

両方ともあって、どっちかだけには出来ない。ずっと、その矛盾と葛藤を、未解決のまま、抱えて生きていく。それでいいじゃん。だめなのかなぁ。

「ダメだ!!」と何かが叫ぶ。オズワルドの中で、そして、グウェンドリンの中でも。どうも、そうらしいんですよ、奥さん。と、おれには感じられる。その何か、が、このゲームでは、次章に登場するオデットの姿でかたちどられているんだなぁ、と。

じゃあ、それはなんなのか、と。もう新たに書くことは何も残っていないような気もしますけど、そのあたりは、次に書きます。

 

しかし、この章は、おれの大好きなメルセデス女王が、本編初登場だったんですけど、全く触れられませんでした。

うう。メルセデス篇で、いっぱい書きたいです。

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