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2007年6月27日 (水)

オーディンスフィア リプレイ日記5 「ワルキューレ」第一章

序章では、父王、オズワルド、グリゼルダ姉姫も数えていいかもしれない、男性性の強いキャラクターがグウェンドリンの前にあらわれた。いずれも勇敢で強くてカッコいい。しかし一方で、恐ろしかったり、冷たかったり。なんだかとっつきが悪く、安心して甘えられるというよりは、尊敬できるけど緊張する、古い時代の厳父という感じの男性像だ。

で、第一章では、今度は様々な女性が登場する。

妖精の女王エルファリア、ベルベット、誰よりも、ミリス(イベントには登場しないけれど)。そして、影法師を名乗る青い小鳥。

エルファリアとベルベットが、このゲーム中、屈指の露出度を誇り、やたら色っぽいというのは、特筆すべきではないのかね、みたいな。

一方グウェンドリンは、メルセデスと並んでめっちゃ幼いではないですか。イラストだとそうでもないんだけど、ゲーム中だと12-3歳くらいの印象。ようやく中学生?みたいな。

いや、本当は幼くないんだよ。ドレスとか着れば、しゃなり、と似合うし。ゲームのグラフィックでも、乳房はそれなりに隆起して描かれている。すごく大きい、とまでは言わないけどさ。

にもかかわらず、ブラジャー拒否なんだよな。グリゼルダやほかのワルキューレと基本装備が同じなだけに、目立つんですよ、グウェンドリンだけ胸鎧を着けていない(つけられない?)のが。ノーブラ。

男親だけなんだから、ミリスもグリゼルダも気をつけてやれよ。目のやり場に困る斧戦士とか結構いるんじゃないか。



海外版だと、グウェンドリンの声が子供みたいで、なんか10歳くらいの感じなんですよ。後でドレス着たときとかに、途端にシックな大人声になるのが受けました。

日本版の声優さんは川澄綾子さんと言うんですか、Fateのセイバーの中の人だそうですね。FatePC版やっただけなので、この方の芸風とかよく知らないのですが。むしろ、ワルキューレ武装のときには(モノローグなどで)女性的に柔らかく、ドレス姿のときには、少年のように不器用な硬さ(特に前半)、という演技をされているみたいに思いました。

見事な解釈だと思います。



しかし、このセクシャリティへの嫌悪って、なんだろうなぁ。

グウェンドリンが敵意むき出しで「魔女」とか「妖魔」とか罵る対象は、「おっぱい」「ふともも」みたいな女の人。これは多分、死の女王オデットの壮大なおっぱいにまでつながっていくイメージで。

一方、彼女サイドの女性的なイメージは、ウサギさんとか小鳥さんとか。小さくて柔らかくて可愛らしい、って、なるほどフェミニンと言えなくもないかもしれないけど、性的な要素が削り落とされている感じがする。



女性的セクシャリティへの敵愾心、というか、恐怖感っていうか、これはもう全然おれの空想なんだけど、この姉妹の間では、これまでは、ずっとグリゼルダの方が抱えていたんじゃないかな。

それが強すぎて、グリゼルダは男の子として戦い、死んでしまった。槍のサイファがペニスの代理、と言ってしまったら、ちょっとフロイト臭すぎるですか。そうですか。

グリゼルダがそこまで頑張ってくれたから、グウェンドリンは子供の立場に甘えていることができた。ブラもつけず、サイファも持たず、どっちつかずに居られた。

しかし、今や、姉は死んだ。しかも、失敗して、死んだのだ。得られたのは武名だけ。姉の死のむなしさを、グウェンドリンは、目の当たりにした。

逆に言うと、グウェンドリンがどっちつかずのままでいようとしたから、姉は二人分も闘わなくてはいけなくなってしまったのかも。グリゼルダを戦死に追い込んだのはグウェンドリンなのではないか。グウェンドリンは、そのことに、罪悪感を感じているのかもしれない。その償いのため、自分も闘い死ななくてはいけない、サイファを持つことに、そんな意味を感じているかもしれない。



今迄、姉が堤となって、堰き止めてくれていた性的な世界が、突然、押し寄せてきた。第一章に登場する、せぇくしぃぃな女性たち、って、そういう意味なのかな、って想像したり。

そして、それは、男性についてもそうみたいかな、と。男性の性的なイメージも、突然、膨れ上がってくる感じ。

ブリガンのみだらなオスっぽさ。登場して、いきなりグリゼルダのことを話題にして「死んだのもあいつのミスだ、おれのせいじゃない」みたいなことを言う。これは、明らかに、序章での父王オーダインとのやり取りの裏返しではないか、って思ってしまうんだが、どんなものでしょうか。

父王が自分の身勝手な欲望を追及する側面と、ブリガンのいやらしさがダブって見えている。グウェンドリンの中で、父親の上に認めたくなかった「男の不潔さ」の再発見が始まった、って感じがします。

ブリガンとオーダインの相似と対称が面白い、と思っていて、それはまた今度書きたいです。



とにかく、そんな中で、小鳥が登場してくるわけですよ。

かつての姉の役を演じて、部下たちに号令した直後。「姉様」と呟いて姉の遺したサイファを掻き抱いたとき。

最初っから濃厚にグリゼルダを連想させる演出ですね。

おれは想像するんだけど、グウェンドリンはきっと、かっこいい強い姉を、自分と同一視していたんじゃないかな。姉の栄光も、姉の勝利も、まるで我がことのように感じていた。姉を思えば、自分は間違っていない、父も、姉を愛するように、自分を愛してくれる、と信じられた。

しかし、グウェンドリンの中で、その死を境に、グリゼルダのイメージが変わってしまったのではないか。

グリゼルダは、いまや、父親の無関心を証明する存在になってしまった。そして、その無関心を変えようとして失敗した、みじめな試行の例となってしまった。

以前のように姉のイメージにすがろうと、その名を呟いても、現れるのは、変わり果てた、か弱い小鳥一羽。そして、小鳥は、その優しげな姿に似合わず、皮肉な口調でずはずばと「無関心な父親」「姉の死のむなしさ」を突き付けてくる。グウェンドリンは、あるいは姉の死に責を負っているかもしれないグウェンドリンは、「やめて」と弱々しく面を覆うしかない。

単に姉を失ったのではない。信じていた生きる道が、根っこのところから脆くも崩れ去っていく。うずくまるグウェンドリン、それでも「お父様はきっと愛して下さる。きっと…」とその欠片を拾い集めて縋る他、生きていく道はないのだ。

主人公の追い詰め方として、理想的だと思いませんか。おれは思います。

ああ、いいなぁ、このゲーム。



この第一章の終りにちょこっと登場するコルドロン。初見の印象は「動く城」。「火が消えた」ってカルシファーですか。まさか終焉でボスの一角をなすとは思いませんでした。

「ワルキューレ」での役割はあまり重くない、というか、ティトレルの指輪の価値の裏書、という以上のものではないかな、みたいに思いました。でも、ストーリー全体を通しては、グレートマザーと言うか、何もかも呑み込み、かつ生み出す、闇雲な力というんですか。

グウェンドリンは、母親のイメージが希薄すぎて、女性イメージが混乱して、成熟できない少女、って物語を背負っているのかな、って思いますけど。大ざっぱにまとめすぎ?

その物語で、太母的な力があまり重きをなさないかに見える、っていうのも、なかなか意味深げなのかもしれないのか、とか。

このあたり、多分ベルベット編あたりでもっと突っ込んで書きたいです。

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